加水分解ホエイプロテイン(WPH)は吸収が早くタンパク質も多い!

プロテイン

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慶應義塾大学商学部卒業。フリーで活動するパーソナルトレーナー。渋谷や新宿、六本木を拠点に活動しています(東京23区は対応可能)。







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本日はプロテインの1種である「加水分解ホエイプロテイン」をテーマにお話していく。

その前に、プロテインを原料によって分類すると

  • ホエイプロテイン
  • カゼインプロテイン
  • ソイプロテイン

に分けることができる。

よしお
ホエイプロテインはその吸収スピードの速さや入手しやすさから、「プロテインの王様(King of Protein)」とも呼ばれている。

そして、ホエイプロテインにはいくつかの製造方法があり、今回はその中の1つであるWPHによって作られたプロテインの特徴やメリットを解説していく。

加水分解ホエイプロテイン

WPHは「Whey Protein Hydrolyzed」の略で、加水分解という技術によって抽出されたタンパク質によって作られているホエイプロテインを言う。

よしお
プロテインは製造方法によってメリット・デメリットが変わってしまうので、ご自身の目的に合った製法のプロテインを選んでいこう。
その他のプロテイン製法とは?

加水分解とは?

WPH(Whey Protein Hydrolyzed)製法を一言で表現するとすれば、「高品質かつ高価格なホエイプロテイン」と言える。

WPH (Whey Protein Hydrolyzed)によるホエイプロテインが市場で販売され始めたのは2000年初頭のこと。

当時はまだ「WPH?なにそれ?」というような状態で、メリットどころか存在すら認識されていないだった。

中には、値段が高いだけでパフォーマンスに与える影響はないんじゃないのかと疑う人さえいたのだ。

WPH (Whey Protein Hydrolyzed)が世に出てきてから既に15年ほどが経過し、研究技術もさらなる進化を遂げている現在でも、まだまだ知名度が高いプロテインとは言えません。

そこで本日は、そんなWPH (Whey Protein Hydrolyzed)の特徴やメリット・デメリットについて知っていただきます。

タンパク質を加水分解

従来からあった製法であるWPC (Whey Protein Concentrate)や WPI (Whey Protein Isolate)で作られたホエイプロテインの場合、原料となる牛乳からタンパク質を抽出している。

WPH (Whey Protein Hydrolyzed)も牛乳からタンパク質を取り出すところは同じだが、抽出されたタンパク質に加水分解プロセスを追加する点が違う。

加水分解って何?

WPH (Whey Protein Hydrolyzed)における加水分解とは、タンパク質を分解する働きがある酵素を加えたり、タンパク質と酸を一緒に混ぜて熱を加える方法をいいます。

 

加水分解が加わることで、一度取り出されたタンパク質の分子がさらに細かくなり、体内で吸収されるまでの時間が短くなる。

タンパク質はアミノ酸の集合体

タンパク質とはアミノ酸分子が何個も結合している化合物だ。

そのままのサイズでは大きすぎるので吸収されず、小さなアミノ酸分子に分解していく必要がある。

この分解が体内で行われている間は吸収されないので、肉類や乳製品などは消化に時間がかかってしまうのだ。

つまり、事前にタンパク質をアミノ酸サイズまで分解してくれているので、飲んでから吸収されるまでの時間が短くなったホエイプロテインということなのだ。

 

WPHホエイプロテインのメリット

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続いて、WPH製法によるホエイプロテインの特徴をみていく。

メリットもあるが、同時にデメリットもあるので、皆さまご自身のトレーニング目標に合わせた利用計画を考えよう。

メリット① インスリン分泌量の増加

WPH (Whey Protein Hydrolyzed)のメリットの1つに「インスリン分泌量の増加」がある。

実験用ラットで行われた研究によると、トレーニング後にWPI (Whey Protein Isolate)を摂取した場合と比較して、WPH (Whey Protein Hydrolyzed)を摂取したほうが高いインスリン反応が出たそうだ。

In summary, our rodent feeding model uniquely found that the WPH-based supplement elicited greater transient leucine with a subsequent increased insulin response relative to the WPI.

Source : Postprandial leucine and insulin response…

 

インスリンとはすい臓から分泌されるホルモンの1種で、主に以下3つの作用をもっている。

  1. 血糖値を下げる。
  2. 体脂肪を蓄積させる(太る)。
  3. 筋肉を大きくする(筋肥大)。

 

これら3つの働きのうち、「1. 血糖値を下げる」については糖尿病に関連して登場することが多いので、すでにご存じの人も多いと思う。

糖尿病はインスリンがすい臓から分泌されなくなってしまう病気で、血糖値が常に上がってしまうことで様々な合併症を引き起こしてしまうのだ。

しかしながら、「1. 血糖値を下げる」以外の「2. 体脂肪の蓄積」と「3. 筋肥大の促進」にもインスリンが貢献していることは、残念ながらあまり知られていない。

筋肉が大きくなるためには、摂取されたタンパク質がアミノ酸に分解され、血流にのって筋肉に運ばれていく必要がある。

インスリンは、タンパク質を全身の細胞に運ぶために必要なので、インスリンが増えることが筋肥大の促進につながるのだ。

同時に体脂肪も運ばれて蓄積されていくから、太ってしまうというデメリットもあることに留意しよう。

 

メリット② トレーニング後の回復促進

前述したWPH (Whey Protein Hydrolyzed)による高インスリン反応以外にもメリットはある。

それが「回復スピードの促進」だ。

2010年に発表された論文によると、「WPH (Whey Protein Hydrolyzed)にはトレーニングで破壊された筋線維(筋繊維)の回復スピードを促進する作用がある」そうだ。

There is evidence that protein hydrolysates can speed tissue repair following damage and may therefore be useful for accelerating recovery from exercise induced muscle damage.

Source : Supplementation with a whey protein hydrolysate enhances reco…

 

WPHホエイプロテインのデメリット

料金が高くなる

WPH(Whey Protein Hydrolyzed)は従来方式よりも製造プロセスが多いわけだから、当然ながらコストも高くなってしまう。

増えたコストは価格に上乗せされるわけだから、WPC (Whey Protein Concentrate)や WPI (Whey Protein Isolate)よりも価格が高くなることは避けられません。

なのでどうしても、トレーニングを始めたばかりの初心者の皆さまに敬遠されがちなプロテインでもある。

 

ラインナップが少なく希少性が高い

WPH(Whey Protein Hydrolyzed)製法はもっとも新しいホエイプロテインの作り方だ。

そのため、まだまだこの製法によって作られているプロテイン商品は多くはない。

また、前述しているように価格が高いので一般消費者になかなか広まらず、販売事業者としても積極的な商品開発に投資しづらいというのが現実なのかもしれない。

つまり、ただでさえ製造コストが価格に転嫁されて値段が上がっているにもかかわらず、市場に出ている種類が少ないということがあいまって、さらに料金が上がりやすい状態なのだ。

 

おすすめWPHプロテイン

さてさて、ここまででWPH(Whey Protein Hydrolyzed)を使ってみたいと思われた皆さまのために、私が個人的におすすめするWPHプロテインをご紹介する。

プラチナム・ハイドロホエイ(Optimum Nutrition)

Optimum Nutrition, プラチナムハイドロホエイ、 チョコレートピーナッツバター、 1.59 kg (3.5 lb)

もっともおすすめなのが、Optimum Nutritionが販売している『プラチナム・ハイドロホエイ』だ。

味の種類がとっても豊富で、チョコ系だけでなくイチゴやバニラもそろっている。

味は7種類

  1. ターボチョコレート(Turbo Chocolate)
  2. チョコレート・ミント(Chocolate Mint)
  3. チョコレート・ピーナッツバナー(Chocolate Peanut Butter)
  4. ベロシティ・バニラ(Velocity Vanilla)
  5. クッキクリーム・オーバードライブ(Cookies&Cream Overdrive)
  6. レッドベルベッドケーキ(Red Velvet Cake)
  7. スーパーチャージド・ストロベリー(Supercharged Strawberry)

個人的には、ターボチョコレート味かピーナッツバター味が美味しかったぞ。

プロテイン先進国アメリカの商品にしても、全体的に甘さが弱めだ。

日本人の舌にもけっこう合うのでおすすめだと思う👅

よしお
残念ながらAmazon.jpでは売っていないようなので、欲しい人はiHerbから買ってみてほしい。

【参考記事】Optimum Nutritionの人気商品を集めてみました!

 

ホエイペプチド・アミノコンプレックス(GOLD’S GYM)

GOLD'S GYM ホエイペプチド アミノコンプレックス

続いておすすめなのがゴールドジムが販売しているWPHプロテイン、『ホエイペプチド・アミノコンプレックス』だ。

お値段はけっこうお高いだが、品質も高く吸収スピードにも優れているので、普段のトレーニングで効果が出なくなっている人か、取り入れてみてはいかがだろうか。

ただ、味のレパートリーがほとんどないので、もし口に合わなかった場合は先にご紹介した『プラチナム・ハイドロホエイ』に変えたほうがいいかもしれないね。

味は1種類

  1. ヨーグルト風味
よしお
ゴールドジムのプロテインはiHerbでは購入できない(2017年11月11日時点)

 

あとがき

いかがだっただろうか。

本日はホエイプロテインの最新製法であるWPH(Whey Protein Hydrolyzed)のメリット・デメリットをご紹介した。

値段が高く玄人向けのプロテインではあるが、実証研究によりパフォーマンスを高める効果が期待できる。

よしお
ボディビルダーじゃなくても、普段から本格的なトレーニングを継続的にされている人は、一度くらいお試しいただいても良いのではないだろうか。







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