この記事では、スポーツトレーナー・栄養に関する資格を国家資格と民間資格に分けてご紹介しています。
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スポーツトレーナーの資格
まずは、スポーツトレーナー(パーソナルトレーナー)に関する資格からご説明します。
直接的に必要な国家資格はない
そもそもの大前提として、パーソナルトレーナーやスポーツトレーナーになるために資格は不要、必須ではありません。
後述する栄養士や管理栄養士のように法律で定められている国家資格もないから、モンキー・D・◯フィみたいに「パーソナルトレーナーに、俺はなります。」と誓った時点で夢は叶いる。
なので、脱サラしてパーソナルトレーナーに転身したいとか考えている人は、今すぐにスタートしてしまっていいのです。
とはいえ、人の身体にかかわる領域に携わる職業なので、理学療法士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師など、その他の国家資格を保もっている方が多いのも事実です。
理学療法士とは?
理学療法士はPTとも呼ばれている国家資格で、病院や福祉施設において、高齢者や怪我などで身体が不自由になった方のリハビリを行う職業です。
『理学療法士及び作業療法士法』の第2条で、”身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう“と、きちんと定義されています。
理学療法士になるには?
高校を卒業したあとに、理学療法士課程のある4年制大学や短大・専門学校で必要科目(単位)を修得したうえで、国家試験に合格する必要があります。
理学療法は医療行為とされているため、必ずお医者さんの指示の下で実施されます。
柔道整復師とは?
柔道整復師とは、その名の通り「柔道整復を行うことができるもの」を指します。
そして柔道整復(もしくは柔道整復術)とは、骨折や捻挫といった怪我を手わざによって手術することなく治療する技術です。
薬を処方するわけでも、外科的治療を伴うこともないので厳密には医療行為ではありませんが、「医業類似行為」として国家資格(免許)を持っていないと行うことができない職業です。
ちなみに、カイロプラクティックや整体は国家資格がなくても営業できます。
民間資格はいろいろある
俳優の草刈正雄さんの娘、紅蘭さんがNSCAの認定試験に合格されたことが記憶に新しいですが、海外の資格まで含めると、パーソナルトレーナーに関する民間資格はいっぱいあります。
国家資格
栄養に関わる国家資格は以下。
- 栄養士
- 管理栄養士
栄養士
栄養士は、「管理栄養士養成課程もしくは栄養士養成課程のある大学、短期大学、専門学校に入学して、所定の専門課程を修得して卒業」することによって取得できます。
管理栄養士
「管理栄養士」は国家資格なので、国家試験に合格しないかぎり認定されない資格です。
また、そもそも試験を受けるためには管理栄養士養成課程もしくは栄養士養成課程のある大学、短期大学、専門学校に入学して、所定の専門課程を修得して卒業して、栄養士になっている必要があります。
つまり、栄養士 → 管理栄養士という順番です。
民間資格
日本サプリメントアドバイザー
一般社団法人日本臨床栄養協会(JCNA)が認定する民間資格です。
栄養学や生化学などの知識を有し、サプリメントの正しい知識を普及することを目的とする方にオススメです。