プロテインを製造方法や原料別に分類してみた

プロテインを製造方法や原料別に分類してみた

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慶應義塾大学商学部卒業。フリーで活動するパーソナルトレーナー。渋谷や新宿、六本木を拠点に活動しています(東京23区は対応可能)。

(2018年5月15日に更新)

こんにちは。
平日は一般企業でサラリーマンとして働きながら、土日にパーソナルトレーニングを教えている、Yoshioです。

 

筋トレとプロテインは切ってもきれないものですね。

たまーに、全くプロテインを飲まないでも筋肉がガッツリとついている方もいらっしゃいますが、そういう方は生まれつきのポテンシャル(筋肉のつきやすさ)に恵まれている特別な方です。

Yoshio
いわゆる、ハードゲイナーですね。

ハードゲイナーとは? ~Hard gainer~

2017.05.04

私のような普通のポテンシャルのトレーニーが本気で筋肉をつけたい場合、キツい筋トレを行いながら筋肉の再生に必要な栄養素を摂取するしかありません。

なので、そんなプロテインを選ぶときもけっこう気を遣います。その辺のドンキホーテで手に入るような一般向けではなく、ボディビルダーが飲むことを想定してつくられた商品でないといけないわけです。

このページでは、そんな私が試行錯誤してたどり着いたプロテインの選び方を解説するとともに、種類ごとに分類したプロテインのメリット・デメリットをご説明していきます。

製法によるプロテイン分類

さてさて、まずはプロテインにどんな種類があるのか解説していきます。

プロテインをどうやって分けるにいは諸説ありますが、私の場合は製造法ごとに分類しています。

プロテインの製法

  1. ホエイプロテイン・コンセントレート(WPC)
  2. ホエイプロテイン・アイソレート(WPI)
  3. ホエイプロテイン・ハイドロライズド(WPH)

それぞれの製造法にはメリットデメリットがあり、「この製法がベストだ」と言えるわけではありません。

なので、各々の特徴をしっかりと理解していただき、みなさまのプロテイン選びの参考になれば幸いです。

Yoshio
WPI製法は、さらにイオン交換法とCFM製法に分類されます。

 

ホエイプロテイン・コンセントレート(WPC)

ホエイプロテイン・コンセントレートは、英語でWhey Protein Concentrateとかき、この頭文字をとってWPC製法と呼ばれています。

ほとんどのシーンで「WPC」と言われていますが、無理にでも日本語に訳すとすれば「濃縮乳清タンパク質」となります。

価格が安いので初めての方に最適

格安販売店やドラッグストアなどで購入できる一般向けのプロテインの多くがWPC製法で作られています。

製造プロセスにおけるコストが低いので、価格を安く抑えることができる点がメリットになるでしょう。

料金が低いので、運動部に所属している高校生でも買いやすいプロテインとなっています。

また、初めてでどんなプロテインが自分に合っているか分からない人にとっても、入門プロテインとしておすすめできるジャンルです。

 

ホエイプロテイン・アイソレート(WPI)

ホエイプロテイン・アイソレートは、英語でWhey Protein Isolateとかき、この頭文字をとってWPI製法と呼ばれています。

日本語に訳した場合は「分離乳清タンパク質」になります。

 

WPCよりタンパク質純度が高い

前述したWPC製法で抽出したタンパク質には、乳糖・脂質などの不純物がいくらか含まれています。

一説によればWPC製法のタンパク質含有量は80%ほどなので、約20%は不純物ということになります。

ここからさらにタンパク質だけを取り出す製造方法がWPI製法です。不純物が10%ほど取り除かれ、タンパク質含有量は90%程度になります。

 

イオン交換法とCFM法

WPCから高純度のタンパク質を取り出すWPI製法は、イオン交換法もしくはCFM法に分けられます。

イオン交換法は、イオン交換ポリマーを活用して不純物を取り除く方法です。医療・製造・食品業界など多岐にわたって用いられている手法です。

一方、CFM法は英語でCrossFlow Microfiltrationと言い、より精密なフィルターを用いて細かい不純物を取り除くことができる方法です。

どちらとも、WPCよりも追加でタンパク質のフィルタリングを行うため、製造過程で追加コストが発生します。その結果、WPIプロテインは値段が高くなります。

Yoshio
どのくらい価格が上がるのかはメーカーによりけりですが、だいたい1.1~1.3倍くらいの価格差になっている気がします。

 

ホエイプロテイン・ハイドロライズド(WPH)

ホエイプロテイン・ハイドロライズドは、英語でWhey Protein Hydrolyzedと書き、その頭文字とってWPH製法と呼ばれているプロテイン製法です。

Hydrolyzedは加水分解という意味で、水(H2O)によって分子が分解されていく作用のことです。

WPHは吸収率が高くなる

WPH製法のメリットは吸収率の高さです。

加水分解によってタンパク質の分子が分解されていき、ペプチドと呼ばれる状態になります。

Yoshio
タンパク質を分解していくとアミノ酸になるのですが、ペプチドはその間の状態のことです。

タンパク質 → ペプチド → アミノ酸

ペプチドはアミノ酸の連結数によって呼び名が変わります。

ペプチドの種類

  • アミノ酸が2個連結:ジペプチド
  • アミノ酸が3個連結:トリペプチド
  • アミノ酸が4個連結:テトラペプチド
  • アミノ酸が10個まで連結:オリゴペプチド
  • アミノ酸が50個まで連結:ポリペプチド

なんとなく、もっとも分解されたアミノ酸が一番吸収率が高い気がしますが、実はペプチドのほうが同時に運搬されやすく、効率的に筋肉に栄養として運ばれることができます。

 

プロテインを原料別に分類

続いては、プロテインをその原料別に分類していこうと思います。

プロテインの原料は以下の●つになります。

プロテインの原料

  • ホエイ(乳清)
  • カゼイン(乾酪素)
  • ソイ(大豆)

それぞれの特徴を解説してみましょう。

ホエイ(乳清)プロテイン

ホエイ(乳清)とは、乳からチーズを生成する過程で生まれる成分のことです。チーズには不要なので副産物として扱われます。

Yoshio
ヨーグルトを放置しておくと表面に味の濃い汁が溜まっていますよね?あれが乳清です。

牛乳に含まれるタンパク質は全体の3%ほどで、その2割(0.6%)がホエイたんぱく、残り8割(2.4%)が後述するカゼインたんぱくです。

ホエイプロテインの特徴は吸収のしやすさでしょう。

もちろん吸収効率は人それぞれ異なりますが、ざっくり、飲んでから1時間ほどで全身に取り込まれると考えられています。

その代わり、脂肪もつきやすく太りやすいデメリットも有しているので、運動をあまりせずに飲むことはおすすめしません。

しっかりと筋肉トレーニングをするトレーニーにとっては最適なプロテインと言えるでしょう。

 

カゼイン(乾酪素)プロテイン

カゼイン(乾酪素)はホエイとともに牛乳から抽出されるタンパク成分です。

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人間の母乳にも含まれており、人体を構成する必須アミノ酸9種類を全て有している栄養価の高いたんぱく質です。

カゼインプロテインの特徴は吸収がゆっくりなところ。

飲んでから7~8時間ほどで全てが吸収されるので、就寝前に摂取して朝まで時間をかけて吸収させたい方に好まれています。

 

ソイ(大豆)プロテイン

ソイは大豆のこと。ホエイやカゼインと違って豆類由来のタンパク質になります。

soybean

植物性タンパク質なので、動物性タンパク質が体質的に合わない方が積極的に選んでいる気がします。

例えば、乳糖不耐症の方は乳製品由来のホエイやカゼインではお腹を下してしまいがち。そのため、問題なく飲めるソイプロテインが好まれます。

デメリットは水に溶けにくいこと。ダマになりやすいので、飲んだときに喉越しがよくないのです。

また、味もあんまり美味しくないのがソイプロテインの特徴。味のレパートリーもそこまで多くありません。







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