ピークコントラクション法(PC法)とは、筋肉にとって最大の刺激がかかっている状態を数秒間キープすることで、筋肉に対してより大きな刺激を与えるトレーニング法です。
ピークコントラクション法とは?
ピークコントラクション法とは、筋線維が最大収縮した状態をキープして刺激を与えるテクニックです。
最後の段階をキープすること
プリチャーカールを例にご説明しましょう。
プリチャーカールのステップはざっくり3段階に分けられます。
- バーベルを上げ始めた段階
- バーベルを上げている最中
- バーベルを上げきった段階
この3段階のうち、筋肉にとってもっとも刺激が強いのは「3. バーベルを上げきった段階」です。
なんとなく1段階目が一番きついんじゃないかというイメージがありますが、筋肉が収縮しきっている最後のステップがピークなのです。
この収縮しきった段階を数秒間キープすることで、筋肉にさらなる刺激を与えるのがピークコントラクション法です。
メリットとデメリット
メリット
多くの筋力トレーニング種目において、動きの最終局面といえばもっともツラいタイミングです。
というのも、筋線維がフルコントラクションの状態になるために乳酸などの老廃物が溜まってパンパンな状態になります。この状態がかなりキツい、、というかほとんど痛いと思います。もう2度とやりたくないって思うくらい痛いと思います。
ですが、この究極にパンプアップした時間を続けることが、筋肉を育てる筋肥大にとても効果的なのです。
デメリット
ピークコントラクション法のデメリットは、負荷の高さによるトレーニング強度もしくは回数の低下です。
1回負荷をかける度に最大収縮したポイントで維持するわけなので、それだけ筋肉も疲労していきます。
筋肉が疲労した結果、普通にやっていたら100kg扱えたトレーニングでも、80kgくらいになってしまうデメリットがあります。
なので、トレーニングの組み立て方としては、先に通常方法の筋トレを行っておき、続いてピークコントラクション法で行うことをオススメします。