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無酸素運動は乳酸系と非乳酸系に分類される

無酸素運動は乳酸系と非乳酸系に分類される

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慶應義塾大学商学部卒業。フリーで活動するパーソナルトレーナー。渋谷や新宿、六本木を拠点に活動しています(東京23区は対応可能)。







さて、たまには筋トレメニュー以外の記事も書いていこう。
テーマは「乳酸系」「非乳酸系」だ。

はじめに

無酸素運動と有酸素運動

「乳酸系」と「非乳酸系」についてご説明する前に、このブログでは「運動」を”無酸素運動”と”有酸素運動”に分類している。

運動を無酸素運動と有酸素運動に分類するる

一般的に、運動強度が高く継続時間が短いものを無酸素運動と呼び、反対に運動強度が弱く継続時間が長いものを有酸素運動と呼んでいる。

無酸素運動と有酸素運動の定義

人体にはATP(アデノシン三リン酸)が必要

無酸素運動とはその名の通り、稼働に必要なエネルギー源として酸素を必要としない運動の総称だ。

私たちヒトが動くには、 エネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)が必要とされており、人体にはいつも80~100gほどのATPが貯蔵されている(資料①)。

しかし貯蔵されているATPは、あくまで生存において必要な細胞活動を維持するために使われるため、運動をするには十分なエネルギーを供給できない。

そして、ヒト体内でATPを生成する仕組み(専門的には機構というのだが)は、以下3つある。

  1. ホスファゲン機構(ATC-CP)
  2. 解糖系
  3. 酸化機構

 

1番目のホスファゲン機構(ATC-CP)では、もともと筋線維に貯蔵されているクレアチンリン酸を分解することで、ATPを生成する。
ここでは酸素は必要とされない。

2番目の解糖系では、その名の通り血液中のグルコース(糖質の1種)を代謝することでATPを生成するが、そのプロセスでも酸素は必要とされない。

酸化機構は長時間の有酸素運動におけるエネルギー供給源となるため、上記2つ(ホスファゲン機構・解糖系)が無酸素運動時に稼働するメカニズムである。

ここまでの内容を、この章の冒頭でご説明した分類に当てはめると、こんな感じになる。

運動を無酸素運動と有酸素運動に分類2rev2

“乳酸系”と”非乳酸系”の違いは?

乳酸系無酸素運動(以下、乳酸系という)とは、解糖系と呼ばれるエネルギー機構を使って行う運動の総称だ。

糖質を分解することを「解糖」というのだが、血液中にあるグルコース(糖)を分解することによってATPを生成することで”解糖”系と呼ばれている。

一方で、非乳酸系無酸素運動(以下、非乳酸系という)ではホスファゲン機構(ATP-CP)によってATPが生成される。
ホスファゲン機構は急速にATPをつくるメカニズムであり、より短時間かつ高強度のトレーニング時に動員される。

乳酸系は強度が弱く、継続時間は長めの運動を指し、非乳酸系ではその逆になる。

非乳酸系のほうが強度が高い

Wikipediaでは、乳酸系を陸上競技における中距離走(例えば400m走)と説明しており、非乳酸系には短距離走を例示しているが、イメージとしてはその通りだろう。

参考文献

資料① NSCA『ストレングストレーニング&コンディショニング 第3版』

資料② Wikipedia『無酸素運動







無酸素運動は乳酸系と非乳酸系に分類される

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