今回はダイエットにおける食事について考えていきます。
食事とダイエットは切っても切り離せないほど密接な関係があり、世界中のボディビルダーやトレーナー、男性女性問わず全ての人が関心をもっている話題ではないでしょうか。
できる限り細かく、この記事がマニュアルになるように書いていきますので、ブックマークして必要なときに見に来ていただけると幸いです。
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ダイエット(減量)の定義
まずはダイエット(減量)の定義についてお話しします。
この記事を読まれる方とダイエット(減量)に対する認識を合わせておく必要があるからです。
本記事でいうダイエットとは体脂肪を落とし、減量をする事です。
専門用語では「除脂肪」と呼ばれ、難しく感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、カラダから無駄なぜい肉を落とす活動と読み替えていただければ良いでしょう。
ダイエットの成功は、体脂肪だけを落とす事が成功だと思います。
数値に置き換えて考えみると、体脂肪率を落とすことが僕の考えるダイエット(減量)です。
一般的にダイエット(減量)と聞くと「体重を◯kgも落とした」と体重ありきで考えてしまいがちですが、人体は骨や筋肉など体脂肪以外のいろいろな組織で構成されています。
従来のように体重を目標として行うダイエット(減量)はとても危険です。
なぜなら、体脂肪以外の体組織を落とせば体重は簡単に減らすことができてしまうからです。
運動をしないと骨からカルシウムが血中に流れ出てスカスカになりますし、食事制限をしてエネルギーが不足すれば、筋肉がエネルギー源として分解されて減少します。
ダイエット(減量)は、正しい知識をもって行わなければかえって太りやすい体をつくってしまいます。
若いときは基礎代謝が高いのでカバーできますが、加齢とともに筋肉量が減少して基礎代謝が下がっている人が間違ったダイエットをすると、さらに基礎代謝が下がってリバウンドしやすい体になります。
第1章のまとめ
- ダイエットは体脂肪を落とすことが目的
- 体重だけを目安にすると、筋肉や骨組織の減少に気づけない
- 間違ったダイエットは、体脂肪以外を誤って落とす
- 基礎代謝は一度下がるとリバウンドしやすくなる
正しいダイエットのアプローチ方法
第1章ではダイエット(減量)の目的を再確認しました。
第2章では、体脂肪を落とすダイエット(減量)のアプローチ方法について解説していきます。
消費カロリー > 摂取カロリーが基本
体脂肪を落とすという目的を達成するためには、運動(消費カロリー)から食事(摂取カロリー)を引いてプラスになることが大事です。
カロリーバランスがマイナスの状態であることがダイエットの基本です。
食べた分は運動して使ってしまいましょう。
ダイエットのときに使われるカロリー(kcal)という指標ですが、このkcalとは「1kgの水の温度を1℃あげるために必要なエネルギー」を意味しています。
体脂肪が減るスピードは週に体重1%が限界
摂取カロリーより消費カロリーが高い状態をキープすることはわかりました。
続いては、自分はどれだけの摂取カロリーにすればダイエット(減量)できるのか考えていく必要があります。
この時に注意していただきたいのは、筋肉を落とさずにダイエット(減量)するということ。
「摂取カロリーを消費カロリーが上回ればいいんでしょ?」と考えて食事制限をした上で激しい運動をすれば、かならず体脂肪以外の組織が落ちます。
この時に分解されるのは、筋肉や骨だけでなくビタミンやミネラルなども含まれてしまいます。
体脂肪が落ちていくスピードには限界があり、仮に摂取カロリーをゼロにして消費カロリーを3000kcalにできたとしても、3000kcalが全て体脂肪でまかなわれるわけではありません。
あまりに急激なエネルギー不足に陥ると、体脂肪以外の組織(除脂肪組織)も合わせてエネルギー源として分解されるので、リバウンドしやすくなるだけでなく、栄養失調や脱水症状も引き起こす可能性があります。
ちなみに体脂肪が減る最大スピードは1週間に体重の1%だとと考えられています。
体重50kgの女性なら1週間あたり0.5kg、体重80kgの男性なら1週間あたり最大0.8kgが除脂肪限度ということになります。
筋肉を落とさない摂取カロリーを決めよう
それでは摂取カロリーを決めていきましょう。
ここで重要なのは、体脂肪が減る最大スピードを実現しながら、除脂肪組織(体脂肪以外の組織)を落とさないことです。
個人差がとても大きい領域なので一概に言えませんが、最適な方法は、毎週の減少をみて摂取カロリーを変えるというものです。初期設定時に参考となる指標を以下に記載します。
【ダイエット時の摂取カロリー目安】
運動しない | 運動する | |
男性 | 1,500kcal | 2,000kcal |
女性 | 1,000kcal | 1,300kcal |
その方の普段の運動量(通勤時や業務時の身体活動など)によって消費カロリーは大きく変わります。
また、その方の体重によって除脂肪スピードまで変わるので、Weekly(毎週)で減少率をみて摂取カロリーを増減させることが最も成功率が高いのです。
よく脂肪1kg減らすためには7,000kcalを消費しないといけないと言われますが、これは「消費カロリーと摂取カロリーの差が全て脂肪の分解でまかなわれる」前提のお話です。
実際は体脂肪だけでなく様々な除脂肪組織を分解してエネルギー源とするから、体脂肪の減少にはさらに消費カロリーが必要になります。
第2章のまとめ
ここまでの内容を総括して、僕が考える摂取カロリーの決め方は以下のとおりです。
- 摂取カロリー目安に則って決める
- 1週間つづけて体重の変化を計測
- 体重1%以上の減少がみられたら摂取カロリーを増やす
消費カロリーは減らさない - 手順2と手順3を繰り返す
1週間ごとに摂取カロリーと消費カロリーを見直すことにより、体脂肪だけを落とす最適なペースでダイエット(減量)できるのです。
設定した摂取カロリーをどんな食材で構成するのかは、PFCバランスについてのところで解説します。
糖質制限によるアプローチは?
ここまではカロリー制限というオーソドックスなアプローチ方法を解説してきましたが、、数年前に流行した糖質制限ダイエットはどうなのか考えていきます。
糖質制限ダイエットは、ケトジェニックダイエットやケトン体ダイエットとも呼ばれています。
糖質制限をすることでケトン体が増える方法なのでこう呼ばれているのです。
糖質制限ダイエットの定義
多くのダイエットジムで取り入れられているアプローチが糖質制限です。
従来の食事制限ではなく、糖質をメインでカットすることでダイエットとする方法です。
糖質制限ダイエットの場合は、第2章で解説したカロリー制限は必要ありません。
だからと言っていくらでも食べていいわけではないのですが、糖質を摂らないことで痩せやすい体にすることが目的です。
制限する糖質の目安については意見がわかれています。
全く摂らなくてもいいという方もいれば、多少は摂取したほうがいいという方もいて、いまだ研究段階のダイエット法と考えたほうが良いでしょう。
どうして糖質制限をすると痩せるのか
それでは、カロリー制限をせずに糖質だけを制限するとなぜ痩せることができるのでしょうか。
それはケトン体という物質が理由です。
血液中のブドウ糖が足りなくなって脂肪が分解されたときに肝臓でミトコンドリアによって作られる物質で、ブドウ糖の代わりになるエネルギー源です。
これまで、脳の栄養素になるのはブドウ糖だけだと考えられてきました。これは血液脳関門が大変せまくできていて、分子が大きいと通過できないためです。
しかしケトン体は短鎖脂肪酸と呼ばれ小さい分子で構成されているので、血液脳関門を通過して脳に届くことができるのです。
つまり、糖質制限をすることで血液中のブドウ糖が不足し、脳が代替エネルギーとして活用できるケトン体を生成するために脂肪を分解するので、糖質制限がダイエットにつながるということです。
ケトジェニックダイエットのやり方
このようにケトン体を生成しダイエットに繋げるためには、どのような食事をすればよいのでしょうか。4つのポイントを解説します。
① 糖質は一日20g以下にする
ケトジェニックダイエットは摂取できる糖質の量が少なく、1食20gまで、1日60gまでと決められています。これがケトン体を生成するための絶対条件です。食材の糖質量を調べられる本やアプリを活用して超えないように制限しましょう。
② タンパク質は決められた量を摂取する
糖質を抑える分タンパク質を取ると思われがちですが、摂っても良い量は決まっており、体重1㎏あたり1.2~1.6gです。例えば体重が60㎏なら、72g~96gが必要です。
タンパク源といえば肉や魚を思い浮かべますが、大豆や卵なども取り入れて賢くタンパク質を摂取しましょう。
③ 食物繊維は20g以上摂取
糖質や脂質の抑制のため、食物繊維は1日に20g以上摂取します。野菜でいえば400-600gほどの量になります。芋、根菜は糖質が高いため避け、葉野菜やきのこを多くとることがポイントです。
④ オメガ3脂肪酸を摂る
オメガ3脂肪酸は体内で生成することができないため、意図的に摂る必要があります。エゴマ油やアマニ油、チアシードなどから摂取でき、これらを1日2g(小さじ1杯)以上摂取することが必要です。
ケトジェニックダイエットでOKなフードとNGなフード
OKなフード例
- 肉・魚介類・卵・大豆(ただし摂りすぎはNG)
- オメガ3脂肪酸を含むものを中心とした油
- 葉野菜・海藻・きのこなど食物繊維を含むもの
- 糖質の少ない果物、ナッツ類など
- 蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)
NGなフード
- ・炭水化物(ごはん・麺類・パン)
- 砂糖、みりん、ケチャップなど糖質の高い調味料
- 牛乳、ヨーグルト
- ジュース、ビール、甘いカクテル
1食に糖質20gという制限の中では炭水化物はほんの少ししか摂ることができません。ごはんならお茶碗1/3くらい(50g)ほどです。そのためこんにゃくや寒天入りの麺やごはん、低糖質パンなどに変えることで量を食べることができます。
間食が我慢できないときはナッツ類を摂るようにすると糖質を避ける事ができます。中でも無塩のものを選びましょう。アーモンドやピスタチオ、くるみなどは糖質が低く間食に摂っても問題ありません。
牛乳やヨーグルトは大丈夫そうに見えますが、乳糖が含まれているのでNGです。そのため代わりに無調整豆乳(調整豆乳は糖質が含まれる)を使うと良いでしょう。
ケトジェニックダイエットを試す前に知っておくべきこと
ケトン体は口臭や体臭の原因
ケトジェニックダイエットは、糖質制限で痩せる事ができますが、デメリットもあります。
それはケトン体が臭く、体臭や口臭に影響すること。
実際に身の回りに糖質制限をしていた人がいる方はふと思ったことがあるかもしれませんが、ケトン体が血液中にでてくると体臭や口臭をもたらすのです。
どんな臭いかは人によって感じ方が違いますが、僕は加齢臭っぽい臭いだと感じました。
[jin-iconbox02]僕のトレーナー後輩で21歳の男性がいるのですが、彼が大会前に糖質制限をしていて、一緒に帰宅したときにずっと「あれ?なんか加齢臭がする…でも一緒にいるのは21歳ですし、自分かな?」と思いました。その後、彼が大会を終えて糖質制限を終了した以降、その時の加齢臭を感じることはまったくなくなったので、「なるほど、あれがケトン臭か」と学びました。
ケトンの臭いは酸っぱく感じられることが多いみたいですが、僕のように加齢臭っぽく感じることもあるようです。
糖質は筋肉の合成にも必要
糖質制限のデメリットはもう1点あります。
それは、筋肉の合成に炭水化物が必要であることです。
カロリーが不足していると、僕たちの体は筋肉や体脂肪を分解する異化と呼ばれる状態になります。
炭水化物を補給しておくと、「エネルギー源が入っている」と体が勘違いしてくれるので、筋肉を合成する(同化)と呼ばれる状態を維持してくれるのです。
炭水化物が筋肉の増量に作用するのは、あくまで筋力トレーニングをしている方のみです。運動を一切しないという方は炭水化物が脂肪になるので、減らしたほうが痩せやすいでしょう。
効果が出ないこともある
ケトジェニックダイエットに効果があるのかは専門家の中でも意見が割れています。ケトジェニックダイエットはケトン体を増やして脂肪を燃焼しやすい状態にする方法で、てんかんの治療食として昔から用いられてきた食事法です。
しかしこれまでの研究は規模が小さく、本当に効果的であるのか疑問の声が上がっています。
またケトン体が蓄積することは身体に悪く、またケトン食は栄養バランスが悪く免疫が下がるという説もあります。
人によってケトン体が生成されづらかったり、腸内環境により肉食が適していなかったりなど、合わない場合があることを知っておきましょう。
第3章のまとめ
- 糖質制限をすると体が飢餓状態になる
- 脳のエネルギー源としてケトン体を生成する
- 脂肪酸が分解されることでケトン体ができる
- ケトン体は臭いがあることがデメリット
- 炭水化物は筋肉の成長にも作用する
PFCバランスを考えよう
第2章においてダイエット中の摂取カロリーについて考えました。
ここからは、栄養バランスを考えたダイエット食事法について考えていきます。
そのために活用したい考え方がPFCバランスです。
PFCバランスとは?
食事メニューを考えるにあたってはPFCバランスを設定します。
PFCとは、たんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・糖質(Carbohydrate)の3つを指しています。この3つは三大栄養素です。
すなわちPFCバランスとは、タンパク質と脂質と糖質のバランスのことになります。
摂取カロリーを2,000kcalと仮定
では、PFCバランスはどのように決めていけばいいのでしょうか。
摂取カロリーを2,000kcalと設定した場合を例に考えていきます(2,000kcalは運動をしている方の摂取カロリー例です)。
P:タンパク質
最初に考えるべきはタンパク質です。
タンパク質は筋力トレーニングで傷ついた筋線維を合成するときに必ず必要になるので、ダイエットに運動を取り入れている方は絶対に不足させてはなりません。
減量中は筋肉が落ちやすいので、摂取カロリーうち40%はタンパク質で構成してもいいと思います。2,000kcalなら800kcalを摂取します。
タンパク質は1gあたり4kcalのエネルギーをもっているので、800kcal ÷ 4 = 200gとなります。
筋力トレーニングしている人は体重1gあたり2gのタンパク質をとるべきとされているのですが、カロリーバランスがマイナスのときはタンパク質もエネルギー源として使われるので、体重1gあたり2.5gまで摂取しても問題ないでしょう。
F:脂質
タンパク質で摂取するカロリーを決めた後は脂質を計算します。
タンパク質で800kcalを摂取するので、残り1,200kcalです。
脂質はお肌のツルツル感や髪のツヤ出しにも必要なので、決して全く摂らないことはないようにしましょう。
現代人は知らず知らずのうちに取りやすい栄養素でもあるので控えめの400kcalとします。脂質は1gあたり9kcalのエネルギーをもっているので、400kcal ÷ 9kcal = 約44.4gとなります。
脂質はオリーブオイルなどの植物性のものから摂るようにしましょう。
C:糖質(炭水化物)
最後に糖質(炭水化物)の摂取量を算出します。
残りは800kcalで、炭水化物は1gあたり4kcalのエネルギーをもっているので、800kcal ÷ 4kcal = 200gとなります。
炭水化物200gとなると、吉野家の牛丼(並盛)で約2杯は食べられます。
マクドナルドのてりやきマックバーガーなら4~5個分です。こうやってみてみると結構食べられるわけです。
第3章のまとめ
- 摂取カロリーをどの栄養素から摂取するかが大切
- 筋肉合成に必要なタンパク質と炭水化物は十分に
- 高カロリーで摂取しやすい脂質は少なめに計算
- 意外と食べていいことに気づくはず
今回の計算では、タンパク質で800kcal・脂質で400kcal・炭水化物で800kcalですので、2:1:2という比率になりました。
バランスとしてはちょうど良いですが、タンパク質を増やして炭水化物を減らしてもいいかもしれませんね。
【PFCバランスとカロリーの目安表】
摂取カロリーを決めたけど、PFCを計算するのが面倒という方のために、PFCバランスが2:1:2における摂取カロリーの目安をまとめました。
カロリー | P | F | C |
1000kcal | 400kcal | 200kcal | 400kcal |
100g | 22g | 100g | |
1100kcal | 440kcal | 220kcal | 440kcal |
110g | 24g | 110g | |
1200kcal | 480kcal | 240kcal | 480kcal |
120g | 27g | 120g | |
1300kcal | 520kcal | 260kcal | 520kcal |
130g | 29g | 130g | |
1400kcal | 560kcal | 280kcal | 560kcal |
140g | 31g | 140g | |
1500kcal | 600kcal | 300kcal | 600kcal |
150g | 33g | 150g | |
1600kcal | 640kcal | 320kcal | 640kcal |
160g | 36g | 160g | |
1700kcal | 680kcal | 340kcal | 680kcal |
170g | 38g | 170g | |
1800kcal | 720kcal | 360kcal | 720kcal |
180g | 40g | 180g | |
1900kcal | 760kcal | 380kcal | 760kcal |
190g | 42g | 190g | |
2000kcal | 800kcal | 400kcal | 800kcal |
200g | 44g | 200g | |
2100kcal | 840kcal | 420kcal | 840kcal |
210g | 47g | 210g | |
2200kcal | 880kcal | 440kcal | 880kcal |
220g | 49g | 220g | |
2300kcal | 920kcal | 460kcal | 920kcal |
230g | 51g | 230g | |
2400kcal | 960kcal | 480kcal | 960kcal |
240g | 53g | 240g | |
2500kcal | 1000kcal | 500kcal | 1000kcal |
250g | 56g | 250g |
チートデイをやる前に考えること
ダイエット(減量)をしていると、どうしても体重が減らない停滞期というものが訪れます。
これは誰しもが経験することなので落ち込む必要はありません。
チートデイとは?
この停滞期を乗り切る方法として、チートデイを設けるという考え方があります。
チートデイとはチーティングを行う日という意味で、チーティングとはざっくり言えばドカ食いのことです。
チーティングの目的は、ダイエット(減量)によって省エネモードになっている体を騙して消費カロリーを高めなおすことです。
「たくさんエネルギーがあるからどんどん使ってもいいんだ」とカラダに勘違いしてもらうのです。
チートデイはかなり絞った上でやること
しかし、チートデイをやるべきなのは体脂肪がかなり絞り込まれた方だけです。
一般人は体脂肪率は10%~15%はあると思うので、チートデイをやらなくても体脂肪は減らせます。
もし体脂肪が10%以上あるのにダイエットが停滞しているということであれば、単純に摂取カロリーが多いか、トレーニングが甘くて消費カロリーが少なくなっていることが原因です。
ボディビルダーの方々はチートデイをやっていない人がほとんどです。
理由を聞いてみると、「チートデイをやってる人ほど、結局は減量失敗して失格してるよね笑。」とのことでした。
消費カロリーを手っ取り早く増やすには?
では消費カロリーが伸び悩んでいる方が取り組むべきアクションはなんでしょうか。
おすすめは下半身のトレーニングです。
下半身は全身の70%の筋肉が集中しているので、下半身の筋肉を使うことで代謝が上がり、カロリー消費しやすくなります。
第5章のまとめ
- チートデイとはドカぐいして体を騙す行為。消費カロリーを増やして停滞期を乗り切るために行われます。
- 体脂肪率が10%以上の方は、チートデイ不要。まだカロリー制限やトレーニングで減らせる。
- 消費カロリーを増やしたければ下半身を筋トレすることが最短ルート。
ダイエット(減量)中のサプリはこれでOK
ダイエット(減量)をしていると、どうしても栄養素が不足してしまいがち。特に一人暮らしの方は食事も偏ってしまうので、必須栄養素が足りなくなってしまうことがしばしばあります。
しかし、サプリメントを何種類も飲むのはイヤですし、腎臓にも負担がかかるため、やめておいた方がいいでしょう。
Optimum Nutrition社のサプリ
そこで今回は、サプリメントを1つだけご紹介しています。それはOptimum Nutiriton社が提供している『OPTI-MEN』と『OPTI-WOMEN』です。
あれ?2つじゃん。と思われたかもしれませんが、男性向けと女性向けで含まれる栄養素の量を変えている製品だからです。
男性なら『OPTI-MEN』を選び、女性なら『OPT-WOMEN』を選んでください。
これは体格によって摂取するべき栄養素の量が異なるからです。
『OPTI-MEN』『OPTI-WOMEN』を買うならこちらからどうぞ
『OPTI-MEN』に入っている栄養素は?
それでは、『OPTI-MEN』および『OPT-WOMEN』に入っている栄養素をみてみます。
ここでは、男性向けの『OPTI-MEN』を例にみていきます。
全部英語ですが、翻訳するとマルチビタミンとアミノ酸が豊富に含まれています。
他にもフルーツや野菜を凝縮しているので、必要な栄養素をこれ一つでまとめて摂取できるんです。
『OPTI-MENの栄養素に関する詳細はこちらの記事をご覧ください』
iHerbでも販売ランキングトップクラス
このサプリメント、世界中のサプリを激安価格で購入できるiHerbという販売サイトでランキング上位に君臨しています。
このように『OPTI-MEN』と『OPT-WOMEN』は世界中の消費者に選ばれている製品です。
ちなみに、アメリカのサプリメントの品質管理は世界でもっとも厳しいcGMP基準なので、日本のサプリメントよりも安全性は高いのです。
まとめ
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
最後に、記事の内容を簡単にまとめていきます。
まず大切なのは体脂肪だけを落とすことに集中すること。
闇雲に食事制限したり厳しいトレーニングをすると、筋肉や骨、ビタミンやミネラルなどの除脂肪組織まで落ちていきます。
体脂肪が落ちる速度には限界があるので、1週間で体重1%以上軽くなっていたら体脂肪以外も落ちていると考えられます。
その場合はタンパク質と炭水化物を同じだけ摂取してカロリーを増やしましょう。
タンパク質と炭水化物は同じ量摂ります。
それでも脂肪がつくという方は炭水化物を少し減らしてタンパク質を増やして調整してみてください。