本日は、超マイナーな肩の筋肉、「肩甲挙筋(けんこうきょきん)」についてご説明します。
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肩甲挙筋とは?
肩甲挙筋という名前の筋肉を聞いたことがある方は少ないと思うので、まずはどんな筋肉なのか理解していきます。
読み方は、「けんこうきょきん」です。
肩甲骨と頚椎をつなぐインナーマッスル
肩甲挙筋は、肩甲骨と頚椎をつないでいるインナーマッスルです。肩甲挙筋の上には僧帽筋があります。
起始と停止
- 起始:頚椎
- 停止:肩甲骨上角
肩甲挙筋が収縮すると肩甲骨があがるので、肩をあげる動作をする時などに働いてくれてます。
肩甲挙筋という筋肉名は、「肩甲骨を挙げる(挙上)させる筋肉」という意味だと理解すれば、割とすんなり理解できます。
ちなみに、肩をあげる動作をするときは上層にある僧帽筋も一緒に収縮します。バーベルシュラッグで鍛えることができますね。
正確には僧帽筋上部が収縮し、僧帽筋下部は弛緩します。
肩こりを感じる筋肉でもある
肩甲挙筋という名前だと聞きなれませんが、無意識のうちに触っている筋肉でもあります。
肩甲挙筋を触るタイミングは肩こりのとき。「なんとなく肩がだるいな…」と思って手を当てるときの筋肉が肩甲挙筋です。
英語でLevator scapulae muscle
肩甲挙筋は英語でLevator scapulae muscleと書きます。
Levatorには「挙筋」という意味があり、scapulaeは「肩甲骨」という意味なので、Levator scapulae muscleで肩甲挙筋になります。
肩甲挙筋のストレッチ
肩甲挙筋は、首を片側に倒すことでストレッチさせることができます。
肩甲挙筋を鍛える筋トレ
肩甲挙筋を鍛えるのであれば、肩甲挙筋が収縮する動作を用いる筋トレを選ぶ必要があります。
肩甲挙筋が収縮するのは以下2通り。
- 肩甲骨の挙上
- 肩甲骨の下方回旋
シュラッグ
肩甲骨を挙げる動作としては、シュラッグ系のトレーニングがいいでしょう。
ジムに通っているならバーベルを用いたバーベルシュラッグ、ご自宅などではダンベルシュラッグを実施します。

ダンベルシュラッグ
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