CFM製法とはプロテインの製造方法のことです。
具体的には、クロスフロー・マイクロフィルターという膜を用いてタンパク質をろ過するやり方のことで、原料となる牛乳に含まれるタンパク質を高純度で抽出できる特徴があります。
CFM=CrossFlow Microfiltration
過去にご紹介しているWPC製法と比較すると、CFM製法のほうが純度の高いプロテインを作ることができるだけでなく、ホエイペプチドやカルシウムといった生理活性物質も残せることがメリットです。
ですが、やはりWPIと比べるとタンパク質の純度は落つし、乳糖も残ってしまうので、乳糖不耐症の方はWPIプロテインを購入したほうがいいでしょう。
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CFMプロテイン製法のメリット・デメリット
まずは、CFM製法でつくったプロテインのメリット・デメリットをまとめていきます。
メリット① ダイエット向き(低脂質)
CFM製法は特殊なフィルターを通して原料からタンパク質だけをできる限り抽出します。
そのため、原料である牛乳に多く含まれる脂質が取り除かれているので、低脂質のプロテインが出来上がるのです。
脂質は、タンパク質・炭水化物とともに三大栄養素として分類されますが、唯一、1gあたり9kcalものエネルギーを体内で生み出します。
これはつまり、脂質を摂り過ぎればそれだけエネルギーが燃料が増え、結果的に使われなくなって余る確率が高くなるということ。
最終的に消費されずに残った脂質は、肝臓で中性脂肪に変換されて脂肪細胞に蓄えられ、太っていくのです。
CFMプロテインは、WPCプロテインと比べても脂質が少ないので、ダイエットに向いているということです。
メリット② バルクアップ向き(BCAA)
CFMプロテインは高純度のタンパク質をもっているのは前述の通りですが、タンパク質が体内で分解されるとアミノ酸になることは、一般的にはほとんど知られていません。
両者はまったく違うものだと考えている人もいるくらいだと思います。
何が言いたいかというと、タンパク質純度が高いということは、それだけアミノ酸がたくさん含まれるということです。
そして、アミノ酸にはBCAAと呼ばれる筋力トレーニングに欠かせないアミノ酸が3つ存在し、(メーカーに依存ところではあるが)CFMプロテインにはたくさん配合されているのです。
BCAAについて書いた記事はコチラ⬇︎
デメリット① WPCより価格が高い
CFMプロテインのデメリットは価格でしょう。
WPCよりも製造工程でお金がかかっているので、その分、お値段も高くなってしまいます。
とはいえ、値段が高くなることをそのままデメリットと捉えるか、コストパフォーマンスを意識して投資とみるかは個人差があるので一概にデメリットではないでしょう。
WPC・CFM・WPIの違い
この3つの違いについては、本当によくお問い合わせをいただくので、ここで書いておこうと思います。
タンパク質の含有量
シンプルに、プロテインの存在意義であるタンパク質の量で比較してみると、
WPC<CFM<WPI
という順番になります。CFMプロテインは2番目になります。
なので、WPCに飽きてしまっている人や、筋肉の成長スピードが低下していると危機意識をもっている人は、一度CFMプロテインに手を出してみることをオススメします。
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