CLA

共役リノール酸(CLA)の概要

共役リノール酸(CLA)

お問い合わせをいただいた方から、「共役リノール酸って何ですか?」というご質問をいただきましたので、この記事でご説明しておきたいと思います。

共役リノール酸の概要

本題に入らせていただく前に、まずは共役リノール酸(きょうやくりのーるさん)の位置付けからご説明しましょう。

結論から申し上げれば、リノール酸の化学形態の中で、結合様式に共役型をもつものを共役リノール酸と言います。

有機化合物

大前提として、自然界に存在するすべての物質は、次のように分けることができます。

③化合物→有機化合物 + 無機化合物

ミネラルウォーターとか、プロテインとか、ほとんどは”混合物”に該当します。

このうち、炭素原子(C)を含む”化合物”を”有機化合物”とするのですが、共役リノール酸は化学式「C18H32O2」で炭素原子をもっていますから、有機化合物の1種だということが分かりました。

有機化合物は無数に存在しているので、これだけでは共役リノール酸のことが全く分かっていませんので、次からは有機化合物における分類を考えていきます。

多価不飽和脂肪酸の1種

有機化合物の分類方法は様々で、文脈によって変わりやすいということがあるため、取り急ぎこの記事では、有機化合物において酸性を示す物質の総称を”有機酸”、塩基性を示す物質を”有機塩基”と総称します。

有機酸とは、酸性を示す有機化合物の総称で、食品の中では酸味を示す原因物質の一つである他、酸化を防止したり抗菌性も期待される等、その機能的性質にも注目されています。

“有機酸・脂肪酸・糖類等”. 食品分析開発センター.
http://www.mac.or.jp/technical/organicacid/index.htm, (参照 2018-12-3)

酸の反対が塩基なのです。

さて、有機酸から共役リノール酸までの分類は一気にいきましょう。

  • カルボン酸
    • 脂肪酸
      • 多価不飽和脂肪酸
        • リノール酸
          • 共役リノール酸

図にまとめるとこんな感じです。

共役リノール酸(脂肪酸の分類)

そして、リノール酸の構造が少し変わったものを共役リノール酸と言います。

分子中に2つ以上の炭素-炭素二重結合があり、二重結合、一重結合(単結合)、二重結合と並んだ状態をとっている場合、共役型二重結合といいます。分子中にこの状態がない場合は非共役型といいます。

“トランス脂肪酸”. 農林水産省.
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_kihon/trans_fat.html, (参照 2018-12-3)

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